乾けない世代が「モチベーション革命」を読み納得した労働に対するギャップとは。感想レビュー。

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世代ごとの思考は常に変わっていくんですね。

いつも「a composer」をお読みいただきありがとうございます。banba(@banba929)です。

僕は今22歳です。社会に出て働くようになり、早くも4年目になります。様々な世代の人と共に働き、過ごしてきました。

労働の面白さや楽しさなどを知ることもできましたが、世代の違う人と働くことでいくつかの違和感などもありました。上の世代の彼ら、彼女らも下の世代と働くことで感じたと思いますが。

労働の姿勢や人生観などに違いを感じるけれど、何が違うのだろう」なんてよく考えてはいましたが、4年目にして答えを記されている本にやっと出会えた気がします。

本のタイトルは「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」著者は尾原和啓さん。

本書では、30代以下と団塊世代以上とで労働に対する考え方に大きな違いがあると述べられています。

それは「乾けない世代」と「乾いている世代」の2つです。

読了し振り返りましたが、僕はまさしく「乾けない世代」でした。

「乾けない世代」「乾いている世代」

「乾けない世代」とは

筆者は本書でこう述べています。

「乾けない世代」にとって、最も犠牲にしたくないものが「自分の時間」です。

出世のために、付き合いの飲み会に無理やり連れて行かれるくらいなら、出世なんてしなくていいから、家族と温かいご飯が食べたい。気の許せる友人たちと楽しく過ごしたい。趣味の時間を充実させたい。

仕事が絶対ではなく、仕事と並列に、家庭や自分の時間を大切にしたい。

「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」より引用

この文章を読んだ瞬間、「ああ、まさに僕だ。」と驚きました。

生まれた時から様々な「モノ」が周りにあり、贅沢にもあまり興味がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。

それに対して、段階以上の世代のことを「乾いている世代」と定義づけしています。

「乾いている世代」とは

上の世代のサラリーマンは、立身出世のためなら過程を犠牲にしてしまうのが、企業戦士としてむしろ美徳とされていました。

残業して、接待して、汗ばんだシャツのままリビングで寝てしまう……。

たとえそんな姿を家族から尊敬されなくても、彼らには「自分たちこそがこの国を作っている」「この社会を支えている」とあう自負があった。

個人という小さなものより、もっと大きなものを一身に見つめてきたのがこの世代でした。

「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」より引用

仕事を成功させ、ないものを手に入れる。空白を埋めていく。海外旅行に行ったり、車を買ったり、美女と付き合えるようになったり。

何より、働くことにより社会を支えることに喜びを感じられた世代らしいです。

「乾けない世代」の僕が感じたギャップ

「乾けない世代」は「社会の枠」自体がしっかり固まっていなかった時代だから、働くことで「枠」を作っていく。そういったことに達成感、面白さを感じていたのではないかなと思います。

対して、「乾けない世代」の僕から見た社会はもうしっかり「枠」が作られている。

「大きな枠」はもう変えようがないから「小さくて身近な枠」を大切にしていく。

社会や経済は大きく変わっているのに、働き方のルールは変わらない。

「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」より引用

いつのまにかテレビは何分の1にも薄くなり、携帯電話はスマートフォンに変わっていきました。

身の回りのものは大きく変化していっているのに、「働き方」が変わらないのはおかしな話ではあります。

その辺りの変化もあってか、僕の世代では「残業をしたくない」「お金よりも自分の時間を大事にしたい」と考えている友人たちは非常に多いです。もちろん僕もそのうちの1人です。

上の世代の方達を見ていると、時折「残業はどんどんすべきだ」「家庭よりも仕事だ」という人は本当に見受けられます。

人間の欲望は5つからなっており、

達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」だそうです。

団塊世代以前は前の2つ「達成」「快楽」を。

「乾けない世代」はうしろの3つ、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を強く重視するそうです。

一番ギャップを感じるのは仕事に対する姿勢だと思います。「乾けない世代」は「達成」よりも「意味合い」を重視する。

そして仕事はもちろん頑張りたいですが、何かを捨てようとはとても思えません。

がむしゃらに働く時代は終わり、好きが仕事に

コンピュータの性能は年々増していき、どんどん仕事は効率化されていきます。最たる例がAIの登場ですね。

本書では、少しAIに対しても触れています。最近流行りの人工知能です。

AIの登場により、仕事は激減すると思われます。単純な思考から行う作業では、人間はとても機械にかないませんから。

「それではなんの仕事が残るのか」考えると、見出しにもつけた通り個人の好きなものが関連する仕事なのではないでしょうか。

「好きなものを仕事にする」で僕が真っ先に思い浮かんだのは「YouTuber」です。数年前よりよく名前を聞くようになりました。インターネットが普及した現在、発信するというのは身近なものになっていますね。

彼らは動画を投稿することによる広告収入により生計をたてています。いわゆるセルフブランディングですね。これからはこういった個人の特技や専門性が仕事に繋がっていくのではないかなと思います。

筆者はこう述べています。

日本がここまで短期間で成長したのは、戦後に「人間がロボット状態になって働く」ことを一度受け入れたからです。だからこそ、今の僕があり、あなたがある。それは、ありがたくて素晴らしいことです。

しかし、これからはもう誰かがロボットのように感情を殺して働かなくてもいい時代なのです。なぜなら、それはもう高性能なAIやロボットが代わりにやってくれるようになるから。ロボットのように働いていた人たちの仕事はなくなるのです。

「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」より引用

その結果、個人の「強み」を生かした仕事が残る、と筆者は考えています。僕も同じ考えを持っています。

そんな時代が来るのは面白そうではありますが、少し怖く感じますね。

まとめ

「仕事は頑張りたいが、何かを犠牲にしてまで頑張る気にはなれない。」

こんなことを言うと怒られてしまいそうではありますが、事実でもあります。

「乾いている世代」と「乾けない世代」。本書をよむと世代によるモチベーションの違いがよくわかります。

若い世代が理解できない上の世代の方、上の世代が理解できない若い世代の方。どちらの方にもお互いが理解できると思います。是非手に取ってみてください。

時代が移っているので思考が変わるのは仕方のないことだと思います。思考を押し付けるのをやめて受け入れることが新しい時代を知る上で重要なのではないかなと思います。

僕も年齢を重ねる上で気をつけていこうと思います。

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